今現在、チームが存在できるのは歴代のチームを支えてくださった父母会、保護者、団員の方々の支えであり、卒団をした後でもチームに多大な力添えを頂いているからこそです。
少年少女スポーツは保護者の献身的サポートで支えられており、試合会場までの送迎のための「車出し」や水分補給や熱中症対策のための「お茶出し」の当番は一般的です。
しかし、それと同時に共働き世帯が増えるなどし、これらを担う父母会の負担感が増していることも確かです。一人親世帯や土日に両親が仕事に出る家庭もあり、週末の家族の過ごし方も多様化しています。
保護者によって割ける時間や活動への関わり方に「温度差」もあると思います。これらの事情を踏まえ「今までの『当たり前』を見直す事」もこれからのクラブの課題となっています。
そもそもチームは何のために存在しているのか、それを考えたときに第一に思うことは、野球というスポーツの素晴らしさを子供たちに伝え、野球を楽しみながら立派な大人になって欲しい。少年野球を通じて自分の可能性を広げて欲しい。
勝つことも喜びの一つだが、上達することを実感してそれを喜びとして感じた時の満足感を味わって欲しい。
令和5年に4度目の埼玉県の頂点に立ちました。
選手の努力、父母会の力、指導者に求められる指導力。すべての力が一つになり成し遂げられた結果です。
その埼玉県優勝を機に私たちが改めて少年野球というスポーツと向き合う機会を頂きました。
① 父母会に担って頂いていた当番制度を卒業して頂き、指導者へ引き継いでいただきます。
② 成長に合わせた新しい練習方法を取り入れます。
③ 野球だけにとらわれない幅広く運動能力を伸ばします。
④ 学年ごとに設定していた目標を、個人ごとの目標に切り替えて成長を見守ります。
⑤ 新しい形を取り入れても、選手・父母・指導者の三位一体は大切にしながら、主役は選手、そして父母の精神は変わらず持ち続けます。
とはいえ、全てが完璧にできるわけでありませんので、必要な時は無理のない程度で可能な方のお力をお借りできればと思います。